活動紹介 国際サンゴ礁センターをわかりやすく・魅力的にする活動

多分、私がパラオの初代デザイン隊員になります。今まで、パラオでは出たことのない要請でしょう。協力隊でデザインって何するの?ていうかなんでそんな職種あるの?くらいのことをよく言われるんですが(4年前にアフリカ行く時から)、そこそこの中所得国になると少ないですがこの要請は出ています。

販売促進・啓発活動・展示設計・製品開発・ウェブサイト構築・教育などで活躍している隊員がだいたい常時全世界合わせて10人前後、少ないですがいます。配属先ごとに分野が大幅に違うのとさらに分野でも得意とするものはピンポイントだったりするので、デザインという職種で派遣されている隊員のバックグラウンドもそれぞれです。

私の場合は日本では広告制作会社に9年弱勤務、2014年にアフリカ ボツワナの国立博物館に長期派遣を経験し、短期要請でパラオの国際サンゴ礁センターに着任しました。分野的にざっくり言えば、販売促進・啓発活動・展示設計関連の経験があります。

 

パラオ国際サンゴ礁センター

配属先のパラオ国際サンゴ礁センターは2001年にJICAの無償資金協力を得て設立されました。

Vision:
効果的な海洋保全・管理の知識を人々が身につける

Mission:
パラオ、ミクロネシアと世界の人々のために研究とその応用を通してサンゴ礁の管理を支援する取り組みを指導する

要は海洋生物の多くを抱える海の熱帯雨林のサンゴ礁の研究をして(まだ色々よくわかってない)、また、パラオの生態系を研究しどうしたら環境も人の生活も壊さずにやっていけるかをパラオ人自ら考えながら、国内外に伝えて行こうというものです。

サンゴ礁綺麗だから残そうというのはパラオ人には通じません。海洋生物は生活に直結しているので、魚減ったら生活が脅かされる、というレベルの話です。

JICAの技術協力が設立から今までに3度入っていたり、日本のみならず米・豪・中・韓など、各国からの研究者が施設を利用しているので、パラオの隊員配属先では珍しい、国際感覚のある組織になっています。はっきり言って、前回のアフリカ ボツワナの博物館に比べると仕事が早いです。雲泥の差を感じています。職員の意識も高い方だと思います。完全なパブリック・オフィスではないという点も大きいし、何より現代表のハンドリングがうまいのだと思います。

 

活動1)ファンドレイズ

サンゴ礁センターは国からお金が出ていますが、もちろん自分たちでも集めなくてはなりません。着任タイミングでちょうどファンドレイズイベントの計画がキックオフしました。デザインをよくすると金は集まりやすくなるっていうのはなんとなく皆気付いており、色々作っています。もうこれは本当に切実な仕事。1ドルでも多く集めるのだ!

というわけでこれが今回のイベント用に作ったロゴ。People First Through Conservationとは私たちの保護活動は何より人のことを考えたものということです。先進国からの旅行者が「サンゴ礁綺麗だから残そうよ!」というパラオ人からしたらボケた観点なのに対して、人の生活を守るために環境保護をするんだという意図です。なので数字の中には海と人を象徴している絵を入れてます。

17thAnniversary_logo

 

活動2)パラオ水族館の効果的利用

サンゴ礁センターは水族館を併設しています。パラオの海洋エコシステムを反映した設計になっていて、大元の設計そのものは非常によくできたものとなっています。ただ、長い間、パネルなどの見直しをしてこなかったのと、また、インターンやボランティア、研究者などが細かい展示の追加・変更を個々にやっていたので、現状カオスです。確かに、一度全体像を見直すタイミングがきています。

スタッフは「わかりにくいからかえてくれ」と言ってきます。ふわっとしています。なのでまずは、何がどう必要かを検証します。

  • スタッフの意見収集
  • たまにガイドツアーをこっそり遠くから見学、展示意図とのズレの確認
  • パネルの文書の全文確認

をやりつつ、展示室の図面起こし、マケット制作している段階です。

書かれた文章を全文整頓し、重複を削り、図表で表せる文章は大幅カットという作業中です。同じことをなんども言ってるパネルが実際に相当数あり、すでにパンク気味。私の知識不足も手伝って、作業は難航しています。ただ、来てるお客さんの意見など考えると、パラオ人も「いい加減なんとかしないとやばいけど、誰もどうにもできない状態」になっていることについてはわかっているので、プラン自体は任期中の必須事項になっています。

 

活動3)販売促進案件お土産の製品開発

「2020までに売り上げ25%アップ」と言っています。「現状いくらなの?」と聞いたら「えーっと、アドミニストレーション部署に聞かないとわからないわ」とのことでした。

おい 汗

データ分析が先ですね。具体的に売り上げが今いくらで、何が誰にどれだけ売れてて、今可能性のあるターゲットはどこにあるのかを探る必要があります。ただ、目標があるだけ良いと思うべきですな。

rs_DSCN5239

とりあえず先にローカルココナッツソープのパッケージのみ先にローンチ。売り上げがこれで上がるなら、しめたもの。

 

活動4)最重要課題は技術移転

私の作ったデータを元に修正して使えるようにするために現場スタッフにアドビソフトウェアの講習を行なっています。帰国する頃には立派な(私が)アドビ講師になっているはず・・・

 

活動5)その他ツール類の制作

一緒くたにしましたが、教育関連やパブリックリレーションに必要なツールを全部見直しています。

眼に余るやるべきことの数・・・その上提案とかまでやってたらキリがないほどです。ガッツリ配属先で使われるのがデザイン隊員というものなので、離任までダッシュです。

by Hiromi Ito (Volunteer Profile)

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